38 えと・おーるつうしん38号 [2005.01.20] ■鳥山敏子講演会
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書けなくなったら、自己紹介  by M.I


自己紹介

自己紹介ってナニ?

地球の中で
世界の中で
あなたと私の中で出会えた
たった一人の人へ

私が伝える
私のこと
それは私にしか語れないもの

それは相手へ伝えるものだけじゃない
時には、自分を自分へ伝える

自己紹介に大切なこと
それはまず、自分で自分をよく知ること
自分で自分を振り返ること
そうすると、必ず出てくる
私が誰かに伝えたいことが

そう、それが私の自己紹介


これは12月に発行した私の教室(学習塾)の通信の表紙です。
通信が書き始められないでいた私に、長女が言ってくれたのは、「書けなくなったら、いつでも自己紹介にしたら?そうしたら、今の自分が書けちゃうよ。今一番書きたいことが出てくるはずだから」。その言葉に興味がわいて、「自己紹介」というタイトルで彼女に詞を書いてもらいました。
「書くことで、自分の考えていることがわかった気がする」、彼女は自分のあふれる言葉を眺めているように見えました。



長女が、高校に入学した時、原稿用紙2枚に自己紹介を書いた話をしてくれました。「何を書いたらいいんだろう?」と何十分も考えていたら、「なぜ私は今花が好きなんだろう?」「なぜ、私はこの高校に来たんだろう?」「なぜ私は看護師になりたいと思ったんだろう?」と浮かんできたそうです。それを1つずつ書いていたら、原稿用紙2枚ではたりなくなり、小学校4年の時のお花の大好きな用務員さんとの出会いまでさかのぼっていたそうです。
 それを先生に見せると、「『私が将来を考えた先生のひとこと』というタイトルで、今度はここの部分だけで自己紹介してみて」、と次の原稿用紙をもらったそうです。
 それは中2の時、半年間病気で入院したとき、主治医の先生から、「看護師になったら」と声をかけられたことを書いた部分だったそうです。
「そうか、先生にはここが一番印象に残ったんだな。ここをもっと詳しく聞きたいと思ってくれたんだ。ここだけでも2枚は書ける」、と思ったそうです。

 彼女の話を聞いていて、私の自己紹介を書いてみたくなりました。「なぜ私はらくだの教室を始めたんだろう?」「続けているんだろう?」、いったい何が出てくるのか、楽しみでです。



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