19 えと・おーるつうしん19号 [2001.11.15] ■竹内敏晴講演会へのお誘い
■からだの声に耳を傾ける
■ふぞろい野菜村便り
■女(ひと)かがやくとき
■旅物語 らくだに乗って
■青少年問題シンポジウム…
■不思議日記-3-
■飽食の果てに
■教育フォーラムin Soja


「できんでもえんじゃねぇん」教育フォーラム in Soja
( 寺脇研VS平井 雷太)を企画して自分と向き合った半年間!
                               by S.K



 えと・おーる17号、18号でお知らせしていました「できんでもえんじゃねぇん」教育フォーラム in 総社 無事、盛会のうちに終了する事が出来ました。協力してくださった皆様、本当にお世話になりました。参加してくださった皆さんありがとうございました。
 今回の企画、本当に学ぶこと大でした。スタッフにも恵まれ、たくさんの時間をかけて、イメージ通りの作品が出来ました。
 4月に今回の企画を思いつき、どうせ文部科学省は私の企画には反応してくれないと思いつつも、ダメもとでfaxを送ったら、なんと「行きます」と返事をもらい、行きますとなれば、前に進んで行くしかない状態になりました。総社で実行委員を呼びかけたのですが、なかなかいい反応はいただけず、岡山や倉敷の友達に声をかけ6月に実行委員会が立ち上がりました。
 毎週一回ミーティングを重ね、チラシやフォーラムの内容を詰めなくてはいけない状態でも、スタッフに問題や悩みがあれば、フォーラムの事はそっちのけで、その問題についてみんなで話し合いました。問題がすぐ解決するわけは無いのですが、帰る時にはスッキリして帰る人もいました。物足りない人はFAXやメールで意見を交わしたこともありました。
 そんな気持ちのいい時間が流れていきました。
 しかし、私自身いざチケット販売が現実になると、みんなの動きが気になり、自分の動きとついつい比べてしまい、「自分はこんなにやっているのに」と人に気持ちを押し付けていました。何故こうなったか考えてみると、問題が無くスムーズにいっている時は人を責めたり、批判したりすること無く、相手を認めていけたのですが、チケットが思うように動かない状態の中、物事がスムーズにいかない時、自分自身の気持ちが照らしだされような気しました。醜い、いやらしい、見たくない自分と向き合いました。

 そんな中、フォーラム5日前に自分の中で覚悟が決まりました。人が少なかろうと赤字になろうと自分で責任を取ろうとやっと思えるようになりました。そうすると不思議な事にいろいろなところから助け舟がやってきて、「チケット30枚売れましたよ」「PTAに声をかけましたよ」「いまからでもいいから小学校や中学校の校長先生を訪ねて回ってはどうですか」などなどたくさんのアドバイスを頂きました。それがフォーラム1日前の事です。最後の1日ぐらい、ゆっくりチケットの集計やフォーラムの流れをみんなで話したかったのに、最後までどたばたやっている自分がいとおしくなりました。
 フォーラム当日、舞台を見たら4月にイメージしたままの舞台が出来上がり、こんなにわがまま通してもいいのかなって言うぐらい素敵な舞台が出来ていました。会場の人数も思った通りに入り、うそのような一日でした。帰り寺脇さんを総社駅まで送り、少し時間があったのでベンチで膝を突き合わせて10分ぐらいの話のなかで、「なぜ、総社に来てくださったのですか」と伺ったら、「市民のグループで、女性が中心で、地図の上でも知らない町、そんな動きを応援したかった」とすごく素敵な笑顔で答えて下さいました。文部科学省の肩書きがなくても、また会いたい人だと感じました。
 色々感じるいいフォーラム、今心地よい風が吹いています。

 そんな余韻もそこそこに、2001年12月12日(水)総社市民会館に於いて、「第二回クリスマスコンサート IN Soja」を企画しています。昨年はアカペラ、今年はゴスペルを歌うグループを招いてのコンサート、とてもパワフルでソウルフルなコンサートになりそうです。詳しくは別紙チラシを参照してください。出来れば、宣伝やチラシ、チケットで協力してくださる方をお願いしたいと思います。



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