Mさんに以前原稿を書いていただいたとき、そのペンネームが「自由な鳥」だったことが印象に残っていました。「自由な鳥」・・・この名には、彼女の強い思いがこめられていると感じました。
その後、Mさんの周りに吹き始めた嵐のことを人づてに聞きましたが、私には、それは「船出の風」だと、思えていました。あの「自由な鳥」という名前は、それを確信させるに足るだけの力強い響きをもっていました。
出産・育児のなか、「センス・オブ・ワンダー」の上映会を準備し、成功のうちに終わらせたあとも、Mさんの顔はとても静かでした。ああ、Mさんはほんとうに「自由な鳥」になったんだと、実感しました。そのとき、このシリーズに「自由な鳥」というタイトルで、書いてもらおうと、決めたのです。 (お断り:通信現物では、実名ですが、インターネット上では伏せています)
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