45 えと・おーるつうしん45号 [2006.03.30] ■竹内敏晴レッスン
■最近のいろんなこと20
■あさがお新聞vol5
■口先徒然草
■一人前になりたかった
■げんきだよりNo.50
■こんちゃんのこの世的...
■ようこそ絵本の世界へ


こんちゃんのこの世的雑感
 〜1年前、そして1年後の私〜    by こんちゃん

ご無沙汰しています、こんちゃんです。混乱と怒濤の日々を送っていました。えと・おーる通信の原稿募集時期に、丁度定期試験と重なったり、また精神的に書く気になれず今日に至ってしまいました。社会人大学生となって1年が経とうとしています。その間の心の揺れようといったらなかったです。なんで、私仕事辞めたんだろう。本当に大学に来て良かったんだろうか?ここで何を掴み取れるんだろう?疑問と先への不安と環境の変化でいっぱいいっぱいの日々でした。20歳前後の学生さんとどうなじんだらいいのかわからない・・。自分がルールだ!と言わんばかりの場の雰囲気の読めない社会性のない教授たちに辟易したり、学生の要望はさておき自分たちの決まりで通り一遍の物事を進めるのが先の事務・教務担当者…。私が過ごしてきた社会とはかけ離れた価値観で物事が進められていく学校という枠組みの中で、見えない抑圧を感じて息苦しかったりもしました。子どもも学校の中でこんなこと感じているかもしれないなぁ。やりたくない宿題は苦痛だ〜!先生ってなんて偉そうなの!アカハラだぁ!わからないことは隣に座った人に聞けばいいや・・・あれ、だれも座らない・・知ってる人としか関わらないんだ〜。と、学業以外のことで心穏やかでいられないことが多々ある。それが学校なんだな。
残念ながら私の入った学科には私以外には社会人学生はいない。しかし、他学科の社会人学生と知り合うことが出来、一緒にお昼を食べたり、おしゃべりをしたりしている。余裕のない私だったが、少しは楽しみも見つけたいと工芸部に入部した。七宝焼きやビーズアクセサリー、陶芸などを体験することが出来た。また、その部員さんたちは気さくに話しかけてくれ気兼ねなく部活に参加できたことはありがたいことだった。

さて、3月10日はこの大学の卒業式だった。卒業式の2日前は学位授与式、別名フッド授与式であった。フッド授与式には、在学生として参列した。卒業式にはゼミの先輩たちにお祝いの花束を渡しに行った。卒業生はキャップとガウン、そして学位の象徴であるフッドを身につける。その姿は堂々として、自信に満ち、これから社会に巣立っていく力強さを感じさせた。かっこいい〜!学生というまだまだ子どものあどけなささえ感じられるところがあった子たちだったけど、社会へ向かって自分の力で一歩前進していく大人の姿へと変化をしていく様を見せつけられた感じがした。卒業って節目なんだな〜。
学生になるのでと仕事に区切りをつけた1年前の私は、果たして「深化・進化」へ向かって変化していく力強さを感じることが出来ただろうか。そう思った人もいるだろうし、そうでない人もいただろう。この1年間で私は何を得ることが出来たんだろうか。たくさんあったような気もするし、そうでないような気もする。この事柄の意味づけはもっとあとでもいいかな。
そして、1年後の自分はどうなっているだろうか。卒業生たちのように何か自分を輝かせるものを得てここを巣立つことができるだろうか。できれば充実感を胸に感じながら感謝と共に卒業を迎えたい。
これからの1年で登らなければならない山が3つある。1.卒論 2.施設実習 3.国家試験 だ。1年後の自分に早く出会いたいような会いたくないようなそんな日々を過ごしている春休みである。



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