45
えと・おーるつうしん45号
[2006.03.30]
■竹内敏晴レッスン
■最近のいろんなこと20
■あさがお新聞vol5
■口先徒然草
■一人前になりたかった
■げんきだよりNo.50
■こんちゃんのこの世的...
■ようこそ絵本の世界へ
*最近のいろんなこと20* by S.T
実家の倉敷から兵庫県に移り住み、病院で音楽療法士として働きはじめてもうすぐ二年。日々の中で感じたいろんなことを書かせてもらっています。
一人暮らしの家の周りには自然がいっぱい。食べ物も風景も、季節感にあふれています。地元の朝市でふきのとうが売られていたので、つくだ煮にして食べてみました。食べてみてびっくり、こんなに苦いものとは・・・。でも、春の香りいっぱいの嬉しい食べものでした。
プレゼント
もうすぐ弟の誕生日なので、プレゼントを買いに行った。私には弟が2人いるんだけど、自分の稼いだお金で弟にお年玉をあげたりプレゼントを買ったりするときが、就職してよかったな〜と、幸せに思うときでもある。
プレゼントはTシャツにすることにした。どれにしようかな〜と楽しく選んでいたんだけど、分からなかったのがサイズ。自分に合わせてみると、男物のサイズは私よりかなり大きい(当たり前か)。それにしても弟ってこんなに大きくなったんだな、と感心してしまった。
まだ小さい頃は、弟より私の方が背が高くて、走るのも速かったのに、いつの間にかいろんな面で私を追い越していったなぁ。すべての面で弟たちより絶対的に『上』であった私が、弟たちに"追い越される"ことを初めて意識したときに感じた、なんともいえない複雑な感情を思い出した。中学生になったときくらいのことかな?さびしいような、でも頼もしさや嬉しさも入り混じった感じの気持ち。ほんとにこの子は、大きくなったらどんなになるのだろう?といつも心配しいてたけれど、どんどんたくましく成長していって、今では弟のことを自分と同等の人として接していると思う。
そういえば私は小さい頃、人間は年齢を重ねるほど背が伸びると思っていた。ある日、おじいちゃんよりお父さんの方が背が高いことに気づいてとってもショックを受けたことがある。・・・な〜んて、なんだかいろんな昔のことを思い出した。
プレゼントも無事に買えました。
食について
最近、食のありかたについてもっと意識的になりたいとしきりに思うようになって、いろんな本をあさってはパラパラと読んでいる。そんな中出会った本のひとつ、「粗食のすすめ 実践マニュアル」。幕内秀夫さんの「粗食のすすめ」レシピ集は一時期すごい話題になって読んだことがあったけど、この本は食に対する考え方や、日々どういうものを食べるべきなのかについて書かれている。
幕内さんはこの本で、食生活を日本の古き良き「粗食」に戻すべきだと言っている。精製されていないご飯、季節の野菜、漬け物、お味噌汁・・・。そんなシンプルな食生活を始めてみて一番に感じたのは、ご飯や野菜そのもののおいしさを味わって食べることのできる嬉しさ。そして今の世の中にはなんと膨大な種類の食べ物があふれているのかということ。その中から自分の食べる物をどういう風に選んでいけばいいのか・・・情報もあふれているし難しいと思う。
だけど、基本はいつもご飯を「おいしい」と思えて、食べられることに感謝できるような食べ方をしていけたらいいなぁ、と思う
波にのって
今自分がどんな状態にあるのかって、案外分からなかったりする。最近絶好調だと思っていたら、何日も経たないうちにどん底になったり、かと思ったら、何かのきっかけで一気に浮上したり。でもこんな「絶好調」とか「停滞」とかいうのは、主観的なものでしかなんだろうな。
一週間前位まで、どうしてだか気持ちが暗くてどんよりした毎日を送っていた。否定的な言葉は普段使わないようにしているのだけれど、心の中では『もうだめ』とか『私はどうしてこんなにできないの』とか思ってた。元気なときは普通に口にするいい言葉や、考えつくいいアイディアが全然出てこない。ある日、ふと『そんなにうじうじしていても何にもいいことないじゃん!もう、落ち込むのはやめよう』と思った。そのことをきっかけで"ぽん"と何かが切り替わったように、いい考えが浮かんでいいことが起きだした。
でも『いいことが起き始める』とか『いい考えが浮かび出す』とかっていうのは、まず変わったのは"周りの状況"ではなくて、"自分が見ている世界"なんだと思う。どんなものに対してもいろんな捉え方があって、そのものの肯定的な部分を見ていけたら、きっと自分の見る世界がまるで違ってくると思う。もちろん自分に対しても。そこから、きっと自分を取り巻く状況も変わっていくんだ。
最近考えているのは、では落ち込んでいい考えが一つも浮かんでこないときにはどうすればいいのか、ということ。今読んでいる本には「理想をもつことが大切」と書いてあった。私は、今までは結構もがいていたかな。波があってまた上昇していくことがわかっていれば、落ち込んでいてもちょっと楽かな。ただ、そのときどきによって顔を出すいろんな自分を、全部自分として受け入れたいな、と思う。自信に溢れた自分、明るくて活発な自分、穏やかな自分、逆に内向的な自分、イライラする自分、冷徹な自分・・・本当にいろんな自分がいる。
さぁ立春も過ぎて、本格的に私の年、戌年になりました。この波に乗って、今年も笑顔で過ごそう。
HP :
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