21 えと・おーるつうしん21号 [2002.03.15] ■上映会と鳥山敏子講演会
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子連れで、「教育」を、気軽にまじめに考える
               by M.I (INAHOアイネット)


 3月21日(木)は"アイネット映画祭"です。午前中は『見えない学校』上映会、午後からは、文部科学省の寺脇研氏・セルフラーニング研究所の平井雷太氏の対談を、企画しています。
 3ヶ月前に始まった今回の準備ミーティングのスタートは、今回のテーマ"ひとりひとりが主人公 あなたに出会いたい"って、どういうことだろう?という問いでした。こういう問いをその場にいる誰かが投げかけたとき、参加者は自分の思いをふと語り、人の話を聞いて、一人一人の存在感・違いを感じます。ある時には、"豊かさ"とは何だろう?という流れになったり、"平等"って何だろう?、"学校が今の自分に役に立ったと思うことって何だろう?" "幸せになる"ってどういうことなの?などなど・・・。話はつきません。自分の問題意識、自分のとらわれ、思い込みに気づかされることがよくあります。人の話を聞いてみると、気が楽になることもあります。
 今回の対談に向けても、スタッフがそれぞれ聞きたいことを書き出してみました。十人十色でした。当日の展開はどうなるか、ライブですのでわかりませんが、こうして準備しているプロセスを、ひとりひとりが自分事として、楽しんでいるんじゃないかと思います。
 イベント、ミーティングとも、誰でも参加できます。皆さんに"出会いたい"と思っています。

アイネット映画祭

日 時 : 2002年 3月21日(木)
           10:00〜12:00 『見えない学校』ビデオ上映会
           13:00〜15:30 寺脇 研氏・平井雷太氏対談
場 所 : さんかく岡山 (岡山市表町3丁目 アークスクエア表町 2階)
参加費:  前売り 1000円 / 当日 1200円  ※小中学生無料
問い合わせ:  INAHOアイネット         小西 (086)222-5454
         青い鳥ふれあい福祉作業所  仲地 (086)254-0238

★ 主催者より ★
 「人は何のために生きているの?」「戦争は絶対になくならないよね」「お母さんの一番大切なものってなあに?」子どものこんなつぶやきに出会うたびに、他の人はなんて答えるんだろう?って、聞いてみたくなったりします。映画『見えない学校』、そのキーパーソンである平井雷太氏と教育改革に積極的に取り組む文部科学省の寺脇研氏と一緒に、ごくごく日常のささいなことから、21世紀の教育について、感じたり考えたりしませんか?

アイネットのミーティングで、話していたこと、

つい先日次女(小5)が言った言葉から・・・
 「私は学校を休んでよかった。1年から4年まで、私は学校が嫌いだったことがわかったから。友だちといても、いつも気持ちはひとりぼっちだった。休み時間が嫌だった事もわかった。一年生のとき、誰か悪いことをしたとき、何もしてない人までみんなが反省文を書いたのも、すごく嫌だったことがわかった。その頃は泣けなかった。泣いてお母さんに言えたらよかったなあと思う。今は、すぐに涙が出てくる。泣けるようになってよかった。お母さんに、話せるようになってよかった。6年生は、行ってみようかなあ?」
 4年生の秋、大好きな運動会の後、急に学校に行かなくなった彼女、学校を休んで1年半が過ぎた。「休んでる間、学校のことを忘れたことなかったよ。でも、行けなかった。私のいる場所がなかったから」と、振り返って話していた。
 小さいときから、自分の指をしゃぶりながら眠る子だった。他の姉妹は寝るまで抱っこやおんぶだった。手がかからないいい子だった。私と話す時間も一番少なかった。

 ミーティングの最中、何かのきっかけで彼女の話をしたら、涙がこぼれた。「どうして泣いてるの?」と聞いてくれた人がいた。泣いてるときに、どうして泣いてるの?とはあまり聞かない。「成長したなあ、と感動しているんだと思う」とそのとき私は言っていた。


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