20 えと・おーるつうしん20号 [2002.01.20] ■竹内敏晴講演会 1/2
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口先徒然草 5
「朝2時に起きればなんでもできる!」        by T.S

 昨年の始め頃だったか友人の紹介で枝廣淳子と言う女性のメール・マガジンの配信を受けるようになりました。
 内容はいわゆる環境レポートで、現場にて事実確認を本人が直接し、それを元に詳細に組みたてられたものでした。 語られる視点も女性独特の立場からの言葉を使っていて、難しい環境の話が意外と肌に感じる「分かりやすい語り口」になっていて、スムーズに読めます。

 この枝廣さんって「環境通だけど『今までの環境を語る人達』とは違うなぁ」と思いながらメール・マガジンを読んでいたら…。
 昨年暮れに彼女の本が出版されました。

 題は「朝2時に起きればなんでもできる !」で、彼女の足跡とここまでの経緯が書かれています。内容は、旦那さんの米国出向を期に「思いつき」で同時通訳者をめざしたところから書かれています。

 「どうせ米国で生活をするなら、英語が話せるようになりたい。英語を話すなら上手に話したい。上手に話すなら、「同時通訳」ができるくらいに話したい」そんな思い付きから米国在住中に同時通訳の勉強をせっせと励みます。
 29歳まで外人が来ると逃げていた主婦が一念発起で英語の勉強を始め、早朝2時に起き出して勉強し、大きなおなかで通訳学校を受験し、狭い通訳業界の中で仕事も自分で探し、とにかく前向きに物事を捉えながら進みます。

 そんな彼女がふと一枚の葉書を出します。
 「始めまして通訳・翻訳家の枝廣と申します。環境問題は昔から感心があり「地球白書」で紹介されて…もし英語のコミュニケーションでお手伝いができるようなことがあったら…」――この葉書を出したことから、ワールド・ウオッチ研究所のレスター・ブラウンとの縁が始まり、レスター氏の通訳を引きうける。
 それが始まりで、新潟新聞で小学生向けの環境コラムを書くようになる。そして環境と言う「リング」に上がる。

 枝廣淳子の「わらしべの旅」の始まりです。

 ここから彼女は自身が歩いて取材した事柄をメールに託して発信を始めます。
 「Enviro-news」と言う題で週に2〜3通の割合でメール・マガジンの発行が始まり、日本各地・世界中の現場で起きている出来事をレポートで綴る「歩く環境コラムニスト」枝廣淳子が誕生します。

 外国人が来ると逃げていた普通の主婦が「思い付き」で同時通訳者を目指し、葉書一枚からレスター・ブラウンと出会い環境の道に入ってしまう。そんな、パワフルで バイタリティー溢れる女性です。

枝廣 淳子

著書
  「朝2時に起きれば、なんでもできる」  サンマーク出版
  「エコ・ネットワーキング」  海象社
  翻訳本は多数… 「非戦」 幻冬社
環境メール・マガジンのアドレス
http://www.ne.jp/asahi/home/enviro/news

 今回、そんな枝廣淳子に興味を抱き「思い付き」で岡山に呼ぼうと企画しています。
 4月27日土曜日の午後からで、場所はサンクリニックのアイナリ―・ホールなのです。
 実は…今のところスタッフは、代表の安田さんと連絡係りの城内と、津山の友人だけなのです…これから講演会に向けて企画を練ろうと思うのですが…よければ企画スタッフとして応援していただけませんか? 興味がありましたら連絡ください。待ってます。



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