32 えと・おーるつうしん32号 [2004.01.20] ■竹内敏晴レッスン
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口先徒然草17 「ちょっとした吉備津彦伝説」  by T.S


 昨年だったか「有栖川」なる、お公家様の名前を語る詐欺事件が起きていた。
 実は、城内家は「昔々のその昔…吉備津彦伝説の頃からの由緒を背負った、それなりの名前を許されている。」のだ。 どうも祖父のご先祖様は先祖伝来の「名前」を許されているらしいのだ。
 で、その「名前」を許されるに至った「伝説」も残っていて、これは私の住む妹尾地区では「吉備津彦伝説」として、いまだに言い伝えられていて。いまだに、その「家名」にこだわる人達がいる。 その「有栖川」詐欺事件を報道を見ながら、そんな「吉備津彦伝説」を思い出した。

題して「ちょっとした吉備津彦伝説」


 その昔々のLong long agoと呼ばれる頃の時代、卑弥呼の邪馬台国を作り。岡山地区にも吉備津彦と言う人が統治に活躍をしていた頃のお話。
 当時この妹尾地域に、とてつもなく強い悪党が悪事を働き、周辺住民を大いに困らせていた。 そんな話を聞いた吉備津彦は、そんな悪党がいては統治が難しいのでその「悪党=鬼」を退治しようとしたのだ。
 しかし、現実の問題として、とてつもなく強い悪党集団を吉備津彦が一人で退治も出来るわけなく、どうも退治に行って逆にコテンパンにやられてしまって吉備津彦は困り果てたらしい。 今更「強いからヤーメタ。」ともいかないし、「強いから、その方に統治を任す」と言うわけにもいかない。
 困り果てている吉備津彦に、ある一人の知恵者が近づき「私にお任せあれ」と悪人退治を役を買って出たのだ。
 (この辺の、「一旦負けた」ってのが、物凄く現実的でしょ。)

 そしてご先祖様は、悪党の人達に「ご苦労様です。」と馴れ馴れしく、愛想良く近寄って仲良くなって、悪党が安心しきった頃に、「毒入りぼた餅」を悪党に食べさせ、下痢になって弱った頃に吉備津彦を呼んで退治を手伝っている。
 この話しはあまり勇ましい伝説ではないのだが、この地域では実話の伝説として残っているのだ。 (^^;  悪党を退治した吉備津彦は、そのお礼として「ぼた餅」にちなんで、ご先祖様は「ぼた屋」の称号をもらい、その一族だけのお墓には「母多屋」を書き入れる事が出来るのだ。
 そして、その墓は現存していて、いまでもお寺には室町時代の頃のお墓が残っていて、確認が出来るのだ。ですから、まんざら嘘っぽい伝説でもないのです。
 そして、この地域では「母多屋」の称号ってのは、ちょっとしたステータスになる。

 そんな話しを「お公家さんの詐欺事件」の報道を見ながら言うと家内は「ふーーん、あなたの先祖は代々悪知恵が働いて、他人の揚げ足を取りながら活きていたのねっ」と言う。

 ふむふむ、それはある意味で正しい。
 でもね、そんな意味合いで言ったんじゃないんだょー。
 城内父さんは、そんな悪人じゃないんだょー。
 真意は違うんだょー。
 夫婦の以心伝心って、なかなか難しい課題だと思った。



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