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えと・おーるつうしん22号
[2002.05.25]
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「鳥山敏子さんの講演会を終えて」
ちょっと時間をおいての感想 by Seiko
鳥山さんの講演会を終えて、いつもだったら感情のおもむくままに感想を書いて送っていたのですが、今回は意識して、すぐ送りたい気持ちを抑えて、ちょっと時間をおいて書いてみました。
私と鳥山さんの出会いは7年前、ちょうど自分探しを始めた頃だったと思います。
あまりにも激しい鳥山さんのワークに参加して、すごく恐さを感じました。目を合わすと心の底まで見抜かれるような錯覚に陥り、目を合わすこともできない状態で、早々に会場を後にした覚えがあります。
しかし鳥山さんの言葉が心に引っかかり、むさぼるように鳥山さんの本を読んだり、AC(アダルトチィルドレン)の本やインナーチャイルドの本を読みました。その中に一人ワークのやり方が書いてあり、自分で実践してみました。
それから何年も悶々とした日が続き、相変わらず一人ワークをしていた時、頭の中に5歳か7歳の頃の自分が浮かび上がってきました。おびえている顔をして、誰かに助けを求めているように見えました。「もう大丈夫よ」と私が抱き上げた瞬間、自分がひとつになったように気がして、涙があふれてきました。
あれから7年、自分の感情がどんどん変化していくのを感じています。
ちょうど、鳥山さんの講演会を終えた後、親や姉妹との色々な問題が出てきました。鳥山さんの講演会の前の私だったら、ちゃんと自分の気持ちを抑えて、冷静に正解らしき(正当な答え?)をだしていたと思います。しかし、あの映画を見て、抑えていたものが外れて、親に対する過去の感情がフツフツ湧いてきました。
色々な感情を書いていくうちに、過去のことばかりに焦点が合い、ズームアップしてしまい、感情のコントロールができなくなりました。
少し時間がたち冷静さを取り戻した今、終わってしまった過去や、こない未来に思いを寄せるより、「今ある自分を大切にして、楽しんで生きていくことが私は好きだ」という事に気付きました。あの過去がなかったら今の自分はないし、それもすごく大切だけど、やっぱり好きになれないなって思います。今がいい!今が好き!
今度鳥山さんに会うのは何時だろう?
また7年後かな?
7年後の私はどうなっているのか今から楽しみです。
「自分を見つける」機会を与えてくださり、本当にありがとうございます。
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