48 えと・おーるつうしん48号 [2006.09.30] ■竹内敏晴レッスンご案内
■最近のいろんなこと
■ふぞろい野菜村便り
■あさがお新聞vol7
■慈愛に満ちた友達
■げんきだよりNo.52
■こんちゃんのこの世的雑感


*最近のいろんなこと 23*               by S.T

実家の倉敷から兵庫県に移り住み、病院で音楽療法士として働きはじめて3年目になりました。日々の中で感じたいろんなことを書かせてもらっています。
一人暮らしの家の周りには自然がいっぱい。食べ物も風景も、季節感にあふれています。
最近、かぼちゃがおいしいですね。私のかぼちゃ料理の定番はやっぱり煮物、そしてサラダ。今日は、あずきと一緒に煮て、いとこ煮を作りました。
みなさんは、かぼちゃをどうやって食べるのが好きですか?

自分のうしろ姿を見る

「ねぇねぇ、すっごく面白いこと教えてあげる」
と、友達から電話がかかってきた。
友達はパントマイムをやっているのだけれど、パントマイムのワークショップで“自分の見かた”について教えてもらったらしい。
自分から幽体離脱をするような感覚で自分から少し離れて、うしろ姿の自分を見る。
そうすると、それまでとは全然違った感覚で自分が行為するようになる。
友達はこの方法を知ってから、普段の生活でも自分の中ですごく大きな気付きがあって、見る世界が新しくなった、と言っていた。
なるほどー、自分のうしろ姿を実況で見ているつもりで動くと、また全然違った感覚がする。
自分で“動く”というより、自分を“動かしている”感覚。

最近、よく考えていることがある。
普段自分から周りの人に何が伝わっているのかな。
楽しさや和やかさ・・・それとも緊張感とかガツガツした感じ?
知らず知らずのうちに、誰かを緊張させたり、傷つけたりしてないかな。
自分で自分が見えないからこそ、無意識のうちの言動が多いと思うけど・・・。
表情、雰囲気、姿勢、言葉、想い・・・自分から周りの人に何が伝わっているのか、本当には分からないかもしれないけど、いつも気に留めておくことは、大切なことだと思う。
そのためにも、時々自分のうしろ姿を見よう。

宇宙のはじまり

「あのね、私最近知りたくて仕方がないことがあるんですけど・・・
 この宇宙って、どんな風に始まったんでしょうね。
 地球ができて、太陽ができて・・・どうやって今の世界になったんでしょう」
もう長いお付き合いになる高齢の女性の方が、今日私の顔を見るなり言われた。
その方とは、以前長々と死んだ後のことについてお話したことがある。
もう70代になるのに、そんな風に純粋に知りたいと思えるその方のことを、魅力的だと思った。

そういえば私も小学生のとき、宇宙の始まりについて毎日考えていた時期があった。
夜寝るときに暗闇の中で、これが何にもないってことなのかな、と思っていた。
その頃は、疑問に思うことがたくさんありすぎて、いつも一人で考え事をしていたような。
黒より暗い色はあるのかとか、数は数えても終わりはないのかとか・・・。
考えても考えても不思議なことが増えるだけで答えは見つからなかったけど、いつの間にかあまり疑問に思わなくなっている自分がいた。
どうしてかなぁ・・・あの頃の自分とは、世界を見る目が違っている。
でも、疑問を持っていた頃の私が今の私に会ったとして、納得できる今の私でありたいと思う。
その頃の私の疑問に答えることができなくても。

さぁ、実家に確か科学雑誌「ニュートン」が山積みになっているはずなので、宇宙の始まりについてもう一度勉強しよっと。
そして、その女性の方とまた一緒にお話ができたらいいな。

わたしの好きな場所

毎日、行くのが楽しみな場所があります。
それは、寝床。
枕元には自分の好きな絵や写真、置物そしてろうそくを置いています。
誰かと気持ちがすれ違ってしまった日も、心がざわざわしている日も、一旦そんな気持ちを脇に置いて、自分の中に帰っていくことができる場所です。
私が不安そうにしていると、よく母親が「自分の心の中に、温泉があるんだよ」と言ってくれていました。
ろうそくの火をみつめると、とても心が落ち着いてきます。
外に向いていた自分の意識が、自分の心の中に戻っていきます。
そして、いつも楽しい気持ちや穏やかな気持ちで心を満たして、眠りにつきたいなぁと思います。



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