46 えと・おーるつうしん46号 [2006.05.31] ■竹内敏晴レッスン
■最近のいろんなこと21
■ふぞろい野菜村便り
■口先徒然草
■旅する日々
■絵本のちから


旅する日々            by M.Y


ライトボディの覚醒化セミナーで

現在、「ライトボディの覚醒化」というセミナーが進行中なのですが、そこで「瞑想をはじめて一番の変化はなんですか?」と質問を受けました。
そのときは「見方が変わったのが一番大きいですね。以前は何か問題が起きると感情的にぶつかる私しかいなかったんですが、今はライトボディに足場を置いて見るとどうなるかとか、ガイドやハイアーセルフやハイアーセルフのそのまたハイアーセルフに見方を聞いてみたりすると、いつもの自分とはちがった見方を知れておもしろいですね。ライトボディもガイドもハイアーセルフも自分の一部ですから、自分の中にいろんな自分がいるという感じです。その分なんでもかんでも感情に執着しなくなった気がします。」と話していました。

内側への日帰り旅行

瞑想をはじめてなにが変わったかを一言であらわすと、「毎日、旅に出かけている」というのが一番近いでしょうか。実際にどこかに出かけるわけではありませんが、意識がお出かけするといった感じです。昔から寝起きが悪く布団の中から出られないことを劣等感に思っていたこともあったのですが、最近ではその時間に旅に出かけるのが大のお気に入りになっています。
行き先はそのときの気分しだいです。なにか問題をかかえているときには、解決方法をさぐるために直感のスペースに行ったり、疲れているときには薬師如来に癒してもらったり、阿弥陀如来に慈愛をもらったり、叡智がほしいときにはライトボディのその先のスペースを旅したり…。そのほか、過去・未来、植物、宇宙など、ふだん意識しないところに旅して意識が広がった感じがします。帰りには、ぬいぐるみ・パソコン・仕事場・家族・家・車など気になるところに寄り道して帰ることもあります。身体は動かないのですから、安上がりな旅です。

 いつからこんな感覚になったのか覚えていませんが、瞑想というものに出会ったころはただ目を瞑って座っているだけという感じでした。ざわざわしていた気持ちが落ち着くこともあるのですが、それ以上の満足はえられませんでした。それからいくつか方法を教わるにつれ、少しずつコツがわかってきました。そして、CDなどの教材があるものについてはマイペースで何度でも練習することができるのですごくやりやすくなりました。教材が道しるべになってくれるので再現性が高まります。自分でもなぜこのようなことに惹かれるのかわからないのですが、テニスをやるのと同じことで理由ははっきりとはわかりません。私にとっては、テニスのストロークのように、算数のように、練習しているうちにコーチやテキストなしでもできることが増えてくるのが喜びなんです。

小室等さんの歌

 小室等さんの歌を聞きました。小室さんは何曲か歌ってくださいました。2曲目は谷川俊太郎さん作詞の「おまえが死んだあとで」でした。
おまえが死んだあとで
青空はいっそう青くなり
おまえが死んだあとで
ようやくぼくはおまえを愛し始める
残された思い出の中で
おまえはいつまでもほほえんでいる
これはいけません。いきなり涙があふれてきました。おまえがだれなのかわからないけど、「死んだあとでようやく愛し始めるんだ」と素直に思えるような歌声が谷川さんの詩を届けてくれました。そのあとは「死んだ男の残したものは」「星に願いを」「What a wonderful world」でした。最初の曲はベトナム戦争当時の集会で歌えるように谷川俊太郎さんと武満徹さんが作ったものだそうです。あとの曲はすばらしい世界を称える歌。哀しい歌喜びの歌、どれもすばらしかった。主義主張を熱く語るのではなく、その歌のやさしさに、その声の力強さに平和を感じた。平和と言う言葉は一度も聞かなかったように思うが、言葉やメロディやしぐさから感じたものが平和だった。小室さんはなにを伝えようとしたのかわからないが、たとえば戦争を終焉さえ、あるいは回避したあとで実現したいもの、小室さんの歌はそれをすでに実現していたように思う。その実現したかったもの、ほしかったものには感じた人が名前をつければいいのではないか、そんなことを思った。はじめに平和集会があるのではなく、「聞いたり話したり歌ったり踊ったりしたことが平和だっだね」というように。

 私は瞑想をしますが、瞑想という概念にしばられるのではなく、あとから「今日は○○だったね」という声が聞けるような集いができたらいいなあと、またあこがれが増えました。そういえば、今日は初めて瞑想のワークをしたときに参加してくださった方から「あのときの『ぼおーっと療法』、私にぴったりだったわ」という声を聞きました。いろんな名前が出てくるとおもしろいかも。


◆ 「豊かさ」の瞑想のお知らせ ◆
 第2回は、思い・話し・行動の三つを一致させることについて誘導瞑想で探ります。

 日 時: 2006年 6月 9日(金) 10:30〜13:00
 場 所: らく・らく・らくだ(岡山市浜野)
 費 用: 1500円
 主 催: アトリエ21℃
 問合せ・申込み:クスクス 横田 kusukusuy@ nifty.com
 ブログ: 「まったり主夫の優柔不断な贅沢」



目次へ

Since 2001.11.19, renewal 2006.1.28 無断転載禁止