そろそろクリスマスの声が聞こえる頃となる。
11月下旬にはトイザラスの広告冊子が新聞広告として配られ、我家の子供達もそれを見ながら「あれが欲しい、これが欲しい。」とお願いが始まる。
まぁ、トイザラスの冊子チラシってのは、即席サンタにとっては、なかなか厄介な存在でもある。(^^;
我家の次女は今年小学一年生になり、女の子としてそれなりの自覚が出てくる。
「間に合わない」ながらにお手伝いも始めるし、兄弟についても気配りが出来るようになる。また、一人でお使いも出来るようになってきたし、一年生ながらに頼もしい存在になりつつあり、その成長は嬉しい。
そんな次女がトイザラスの広告冊子を見ながら「私はタマゴッチがほしいの。これをサンタさんにお願いするの。」と言う。
聴けば、クラスの仲良し仲間で次女だけがタマゴッチをもっておらず、それが理由でいつも仲間外れにされるそうな・・・。
だから、「私はタマゴッチが欲しいの。」と言う。
そんな話を聴かされると、親馬鹿親父はついついタマゴッチをプレゼントしたくなる。
前置きが長くなりましたが、そんな訳で親馬鹿者は「タマゴッチ獲得大作戦」を計画立案し実行に移します。
「たまごっち」
確か10年前くらいに流行った携帯電子ゲームです。
それのリメイク版にて、今回は以前より洗練された仕組みで販売をしていました。
どうもブームは今年に入ってからみたいで、感じとして四ヶ月ペースで新製品が発売され続け、その時々に限定版と称される「レア・たまごっち」も発売されているのです。
昨年の暮れに「祝 ケータイかいツー! たまごっちプラス」の発売が始まり、その後今年三月に「でかたまごっち」が登場、七月に「赤いシリーズ」、そしてこの11月には「超じんせ-エンジョイたまごっちプラス」(以下「超たまごっち」と言う)って長い名前の新製品の発売がありました。
「どうせ買うなら新しい方がいいだろう。」 とか思い、ひとまずネットで調べて見ます。
楽天市場にて検索すると・・・、なっ、なっ、なんと!!! 定価税込み2,980円の「超たまごっち」が、一万円前後の値段で販売されいるではないか。
「メーカー希望小売価格を大きく超えた仕入れとなっております。よって定価より高めの価格設定にて販売となっております。」と書かれている。
しかも、その超ボッタクリ値段にも関わらず、ほぼ完売だ。(^^;
なんてこったい!!!
中には良心的なお店があって、「23日の午前0時に定価2,980円で販売します。」で売っているお店がありましたが、私も買おうとPCの前で午前0時を待って注文をしようとしたら・・・、午前0時の時報後・・・僅か10秒弱で「売り切れ」でした。
当然、PC入力になれていない親馬鹿者は注文画面に到達する前に「討ち死に」です。(__;
その他にも抽選販売が何件かあったので、それにもエントリーしたけど・・・、すべて「落選」(__;
最後の頼みで「ヤフーオークション」を見ると・・・
出品されている「超たまごっち」の多くは一万円前後での落札が続いている。
ああっ、なんてこったい!!!
しかも、これらの「たまごっち」ってのは、10年前の「たまごっち」と基本的にはほぼ同じで、携帯器の中の「たまごっち」を育てるだけのゲームなんですょ。
四カ月おきに発売される「たまごっち」にしたって、基本は同じで単にラベルが違ったり、中の文字が黒色から赤色に変わっただけなんだ。
それなのに、なんでこんなに高値で平然と取引されちゃうのだ。
「定価2,980円の物に殺到する人達。」
「定価販売の物をオークションにて転売をする人達」
「それに群がり、落札をする人達」
「その足元を見透かして、一万円前後で販売をする小売店」
「それをウオッチしながら・・・、とまどう親馬鹿父さん(^^;
そんな「たまごっち」の狂乱振りを直接に垣間見て、私自身もその中で踊ってはみたけれど・・・、この現象は私も含めてあまりに可笑しいと思う。
次女には申し訳ないけど・・・「もうたまごっちを買うのは止めよう。これは、あまりに異常だょ。」。
そうそう、そんな「サンタが買えなかった「超たまごっち物語」」を手作り絵本にして、サンタから次女に贈ろう。
そして、「たまごっち」に関わった人達の心模様を伝えよう。
きっと、次女は分かってくれると思う。
そう、分かってくれるよ。 私の娘だもんね。
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