31 えと・おーるつうしん31号 [2003.11.15] ■竹内敏晴レッスン
■交流広場より
■べてるの集いを終えて
■口先徒然草16
■旅物語 らくだに乗って
■それで順調!


口先徒然草16 「130回は無限大」     by T.S


 先日の話です。
 ピアノの昇格試験目前にて特訓中の5歳の次女が、私に「私ね、毎日ね、ピアノを一生懸命弾いてるんだょ。 一日にね、130回くらい弾いてるの。」と言います。
 実際に彼女は、ここ最近熱心にピアノの稽古に励んでいる。
 「130回ねー  ???」

 すこし経って、悪戯盛りの3歳の次男坊が悪戯をしていると、それを見付けた次女が次男坊に対して注意を始める。
 「もう、私が「片付けなさい」と言ってるでしょう。私はもう130回は言ってるょ。」と言う。
 「130回 ???」

 そして寝る前に「お父さん、私はね、最近は頑張って「らくだの教材」を毎日ね、130回も解いているんだょ、偉いでしょ。」と言うのだ。

 130回って、なにさっ。不思議だな―。と思いながら聞き流す。
 すると家内が笑いながら、「いま彼女が塾でしている足算の最高が130なの。で、本人は130までの数しか知らないので、「130」とは無限に近い数で彼女は「ものすごく頑張った。」と同等の意味合いで「130回」と言っていると教えてくれた。彼女にとっては「130回」は無限大の数なのだ。

 実は次女は、今年の1月に大阪のUSJに子供会で行く予定だったが、その直前に長男坊が怪我をして家内が長男の看病をするので次女を連れていけなくなってしまった。次女は行きたくて、行きたくて仕方なかったのだが…無念の中止となった。

 家内は「あなたはまだ足算が出来ないので、USJに行っても買物が出来ないでしょ。だから一人では行けないの、諦めなさい。」と言われ、次女は一念発起で自ら志願して創育舎に通い「らくだの勉強」にて足算の勉強を始めた。悔しさをバネにした訳だ。 そして、一ケタの足算は出来る様になり、現在二ケタを習い出している。そして、最高の数字が「130」。

 11月3日は、彼女の念願かなってもう一度子供会にてUSJに行く事が決まっている。ひとまず家内も同行するので、足算は130まででも大丈夫 (^^;
 いじらしく頑張る次女のUSJ訪問は間近だ。そして、まもなく「130」以上の数字も知ることだろう。

 久し振りに笑えた夜だった。



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