27 えと・おーるつうしん27号 [2003.03.25] ■こんちゃんのこの世的雑感
■「からだが発することば」
■ふぞろい野菜村便り
■口先徒然草12
■ハロー,パーティ!-1-


ふぞろい野菜村便り    by M.O

 3月のお彼岸に、ダンナの方のお墓参りにいきました。庭に咲いていた、ローズマリーと、菜花の親戚のような、花が黄色で茎が赤紫の紅菜苔(こうさいたい)をお供えに持って行きました。そのついでにダンナの実家に寄り、じいちゃんに、卒園、(小学校の)卒業、それに風邪ひきとおたふく風邪の全快の報告をしてきました。風邪ひきは、どの子もインフルエンザの検査はマイナスでしたが、39度から40度の高い熱で、3人とも一週間前後学校、幼稚園を休みました。

 長男は、風邪の後、2日登校しただけで、おたふく風邪になり、卒業式前日まで出席停止になっていました。娘だけが一人、おたふく風邪になっておらず、新学期の始まりあたりが危なそうです。 このビョーキの嵐が過ぎ去った頃から、なんだか暖かい日が続くようになり、ビニールをかけてある野菜は、雑草とともに一気に勢いがついてきています。
 一足先に春休みになった長男に、だんなは、人参の草取りのアルバイトを提案しています。支払いは、人参が収穫でき、現金にできてからとのこと。気の長い話です。

 渡り鳥のヒヨドリが渡って帰る時期が近づいていて、栄養を蓄えようとするのか、畑に転がしてあった、堆肥用の米ぬかを目当てにやってきて、キャベツ、白菜、ほうれん草からさやえんどうまで、場所によってはみごとなくらい食べられてしまいました。
 通りかかった農作業中のおじさんが、戦時中はたべるものがなかったから、ヒヨドリやスズメをかすみ網で取って食べよったよ、と話していかれます。
 季節の変わり目のいま、畑で取れるのは、ブロッコリーや、菜花、紅菜苔、わけぎ、それにトンネルをかけてある、ほうれん草や、ベンリナなど。中にはトウが立ち、花が咲いてしまったものもあります。今から4月にかけてが、1年で一番収穫できる野菜が少なくなる時期です。

 毎月第2日曜に野菜を出店している、出石小学校跡で行われている無農薬野菜や、天然酵母パン、フェアトレードのお店が並ぶ花咲市場でも、野菜の出店者のみなさんは、漬物、ジャム等に野菜を加工したり、色々工夫しておられます。
 この花咲市場、それぞれ違ったバックグラウンドを持ちながら、無農薬の野菜、米作りに取り組んでいる生産者の方との貴重な交流の機会になっていて、皆さんとお話するのが、私の楽しみの1つになっています。



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