25 えと・おーるつうしん25号 [2002.11.25] ■「竹内敏晴講演会」ご案内
■自然農学びの会岡山から
■ふぞろい野菜村便り
■口先徒然草 10
■旅物語 らくだに乗って
■NAGIの不思議日記から


ふぞろい野菜村便り    by M.O

11月も半ばになり、やっと田んぼの稲刈りがおわりました。毎年イネを干すのにつかっていた竹が傷んで使えなくなっていたので、今年は刈ったイネを竿には干さず、足踏み式の脱穀機で脱穀まで一気にやってしまいました。

脱穀後のワラくずをより分ける作業も、風のあるときには、ざるに入れたもみを、ちょうどフライパンの中身を返すように揺すると、面白いようにワラくずが飛ばされて、中腰で、絶えず手を動かしている唐箕(とうみ)だけでするより、随分楽でした。
収量は赤・白・黒、全部あわせても籾つきで1俵(60キロ)は無いかもしれません。最近我が家では、5人家族で毎日1升のご飯を炊くので、30キロ入りのお米が1ヶ月持ちません。家で食べるのに精米してしまうと、2ヶ月も持たない量です。
せっかく春から半年かけて作ったお米なのに、これじゃあもったいない。黒米は来年の種籾程度の量なので、食べるわけにはいかないし。赤米は赤い色の玄米のまま、白米に少しずつ混ぜて、ゆっくり食べようと思います。

畑は、夏とは変わって、果菜が無くなり、みずな、ほうれん草、チンゲンサイ、小松菜と、葉ものが元気です。さつま芋が終わった後が、玉ねぎ畑に変わっています。もうしばらくすると、じゃが芋、白菜、菜花等が収穫できそうです。

 野菜の配達のほか、アレルギーの症状がある小2の娘と幼稚園の息子の病院通いや、幼稚園のお迎え等があって、ダンナと違って、どうしても私のほうが農作業に当てられる時間が少なくなります。お米以外の畑作業は、間引き、収穫、がほとんどで、なかなか畝建てや、種蒔に手が回りません。

今や、作付け計画や、畝立て,種蒔はほとんどダンナの作業になっています。蒔かぬ種は生えぬで、作りたいものが好きなように作れなくて、少々欲求不満気味です。
種を蒔いたら、野菜やお米になって返って来る、この手ごたえというか、不思議さというか・・・、きっと、私が畑通いを止められない理由の一つはこれだと思います。


「花咲く市場」からお知らせ
岡山市幸町の旧出石小学校で月に1回交流・産直市場を開いています。有機野菜、天然酵母のパン、竹炭・お餅・コーヒーなど、安全・新鮮・温かみのある手作り品などを販売しています。
次回は,12月8日10:00-14:00の予定。
ふぞろい野菜村も出店しています。ぜひ一度お出かけ下さい。お待ちしています。



目次へ

Since 2001.11.19, renewal 2006.1.28 無断転載禁止