えと・おーる通信には、最初は賢治の学校を通してNAGIさんと知り合った私の母が原稿を書いていたのですが、いつの間にか代わりに私が投稿させてもらうようになりました。当時高校生だった私は不登校で、自分のこと家族関係のこと、進路のことなどで悶々とした日々を送っていました。その中でえと・おーるの原稿を書かせてもらうことは、いつも自分の気持ちを再確認し、新たな一歩を踏み出していこうとする原動力になっていました。
それからもう10年近くが経ち私も24歳になりました。音楽療法士になろうと決めて大学に行き、現在は兵庫県にある総合病院に勤務して三年が経とうとしています。最近、目標にしていた音楽療法士の資格を取ることができ、そろそろ岡山に帰ろうと考え就職活動中です。
えと・おーる通信は、読者としてもいつも楽しみに読ませてもらっていました。特に仕事を始めて一人暮らしになってからは、家のポストにえと・おーる通信が届いていると、それだけでなんだかほっとした気分になっていました。それはえと・おーる通信の内容が、物事の本質的な部分を見つめ、そして投稿されるみなさんの愛情が沢山伝わってくるものだからだったと思います。通信を長期にわたって定期的に、しかも一人で発行するという作業は、強い想いがないとできないし本当にエネルギーのいる大変な作業だったと思います。えと・おーるを作り、また投稿する機会をくださったNAGIさんには、本当に感謝しています。そして、今まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。
|
